則天去私

諸無亭が経営する十人十色ブログ!!

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冷やし小説始めました

担当:FU


うそです、勢いよく書き始めたものの最初の最初で挫折してしまいました、FUです。

内容はモバマスです。
それなりに立派なものを書くにはボキャブラリーと様々なことに対する知識が必要なんだなと思いました。

最初に言っておきます。
絶対読むな!!

↓以下略


「いけるいける。」赤川は担当アイドルの少女を見据え、勇気づけるように肩を叩く。「今までの練習を思い出して、リラックスリラックス!」ガチガチに固まってしまっている少女に深呼吸を促すが、その声も緊張してこわばっている。大阪市日本橋の端にある小さなライブスタジオ。週に何人ものルーキーアイドルがそこでライブを行う。ここで初ライブを経験する者も少なくはない。大きく息を吐いてさらに小さく縮こまってしまった少女も今日が初ライブであった。余裕を持とうと思い、控え室から早めに出てきたのだが、それが完全に裏目に出てしまった。楽しく話をしながら舞台袖まで来た少女とプロデューサーの赤川は、ステージ上のアイドルがパフォーマンス中にこけたり、音を外したりしている様子を目の当たりにして黙りこくってしまったのだ。少し早く息を吹き返した赤川がなんとかしようと奮闘しているところであった。しかし、状態は変わらないどころか悪化しているように思える。自身も緊張と焦りで頭がうまく回らない中、なんとか言葉を絞り出す。「そうや!猫や!」意味不明である。しかし、猫が大好きな少女はヘアアクセの猫耳をぴくりと動かして反応する。「・・・猫?」食いついたのを見逃さず畳み掛ける。「ああ、猫が待ってる!これが終わったら猫カフェ祭りや!」「・・・本当?」少しずつ輝きを取り戻してきた少女が確かめるように顔を上げる。その様子を見つめ、しっかりと頷く。少女は再度深呼吸をし、「猫のため。猫のため。みくは出来る子。みくは出来る子。」と何度も何度も自分に言い聞かせるように呟いた。「Pチャン。みくは頑張れるにゃ。」ちょうど前者の曲が終わった時に、少女は静かに、はっきりと赤川に伝えた。赤川はその言葉にホッと息を吐き、まだ少し震えている少女の手をそっと握る。「大丈夫。俺もしっかり見守ってるから安心して、そのキュートな歌声でみんなをメロメロにしたれ!」その言葉に背中を押されるようにして、前川みくはトップアイドルへの道を踏み出すべく、初ライブのステージへと上がっていった。



時は一ヶ月ほど遡って、爽やかな風が吹く五月の中頃。大阪市の中央少し南寄りに位置する天王寺駅、そこから西南に歩いて十二分。立ち並ぶアパートに溶け込んで少し寂れたビルがある。高木ビル― 建物の側面に仰々しくそう書かれている。その反対側の反り立つような階段を登って三階。長らく空白だったスペースに一ヶ月前から小さなアイドルプロダクションの事務所が設立した。社員数はアイドルを合わせても二桁なく、253プロと書かれた紙が貼られたドアの奥では今日も数人の事務員がパソコンをカタカタと鳴らす音とバラエティ番組の司会者の無機質な声が流れているだけだった。「・・・そろそろやな。」そのうちの一人、サバサバとした髪型の青年が時計に目をやってスーツの襟を少し直しながら呟く。赤川春樹、22歳、新人プロデューサー。芸能関係の短大を卒業後、短大時代の友人の伝手で知り合った村中プロデューサーのアシスタントとして二年間ノウハウを学び、ともに253プロに転属してきて現在に至る。事務所設立後一ヶ月間スカウトや募集をしてみたもののアイドル候補生はなかなか現れず、所属しているアイドルは村中が設立前から声をかけていた二人のみであった。しかし、四日前に赤川が難波付近で声をかけた少女が興味を示し、なんとか話し合いの場を設けることができた。それがうまくいけば赤川人生初の担当アイドルである。その話し合いの時間まであと数十分という状況なのだ。静かに構えてはいたものの内心気が気ではない。キーボードを打つ手を止め、秒針をじっと見つめた。どれくらい時間が経っただろうか、ふとカンカンカンという乾いた音が聞こえてきた。・・・来た。その音に合わせて鼓動が早くなる。足音が扉の前で止まったあと、一呼吸おいてノック音と「すいません。」という声。それは、この静かな空間でさえ消えいりそうなものだった。もしかしたら、相手も緊張しているかもしれない。いや、そうに違いない。そう思うと幾分か余裕が戻ってくる。深呼吸をして、軋んだロボットのような動きでドアに向かった。

「よう来てくれたね。」赤川はとりあえず緊張を解こうと思いながら紙コップに入ったオレンジジュースを少女の前に置いた。長方形の小さなテーブルを挟んで向き合うように座る。少女は「はい。」と頷き、また静寂に戻る。事務所の入口で顔を合わせてからずっとこんな調子だ。赤川が大人の余裕を見せようと張り切ってみたものの、いざ緊張した面持ちの少女を目の前にすると言葉に詰まってしまったのである。赤川は耐え切れず、履歴書に目を落とした。証明写真をじっくり眺める。茶髪気味のショートボブと赤縁のメガネが印象的である。顔立ちは整っていてすっとした目鼻立ちとやや赤みを帯びた頬が可愛らしい。顔を上げてもう一度少女の顔を見たが、話す内容が思い浮かばなかったので履歴書を順になぞってみることにした。「えーっと、前川みくさん、やね。今日は来てくれてありがとうな。」「は、はい。」「えー、大阪府在住の高校一年生。」「はい。」そんな感じでプロフィール欄を一通り確認したあと、赤川は、もしかしたらこの少女は「はい。」としか喋れないんじゃないだろうかと思った。そうとしか答えられない質問を投げかけているくせにとんだ思い違いである。ふと、プロフを見返した時にある言葉が目にとまった。「趣味が猫カフェ巡りってことは、猫が好きなん?」赤川は猫が好きである。と、いっても犬よりはというほどであるが。家にも一匹、アーティという名のトラ猫を飼っている。なんとか会話の糸口を見つけ、ほっと胸をなでおろそうとした瞬間、少女がカッと目を開いた。「はい!も、もしかして赤川さんも猫がお好きなんですか!?」その変化に思わず飛び退いてしまうところだった。気を動転させながら、はい以外も喋れたのかとか、それともさっきの少女とは別人なのかもしれないなどとずれたことを赤川は考えていたが、そこからの少女― 前川みくの勢いは凄まじいものであった。赤川の返事を待たずに、飼い猫の話に始まり、猫カフェやら種類やら、果ては猫のあり方まで語る始末。壁時計の分針が一周まわりきり事務員の伊坂が心配して割り込むまで続いた。伊坂が持ってきてくれたコーヒーを飲み一息ついた赤坂は、前川の猫の話が再開する前に新たな話題を切り出した。「前川さんはアイドルに対してどんなイメージがある?」


ここでFU氏、力尽きる

アイドルマスター小説 | 22:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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